研究レポート77・先生の思い込みが生徒を変える?
77歳になって、あらためて「研究ごっこ」を始めてみました。
タイトルは勝手に《研究レポート77》。
人の心や動物の行動、進化、そして「命ってなんだろう」という感覚を、自分なりに見つめ直すノートです。
思い込みが成績を変える?
ある心理学の実験に「ピグマリオン効果」と呼ばれるものがあります。
教師に対して「この生徒は将来伸びますよ」と伝えると、その生徒の成績が実際に上がってしまう、という不思議な現象です。

驚くのは、先生が特別な授業をしたわけではないということ。
ただ「期待している」という思いが態度や声かけににじみ出し、生徒のやる気や自信を引き出したのだと考えられています。
思い込みの力は誰にでも?
この話を聞いたとき、私は「人は互いに“見られ方”で変わってしまうのか」と感じました。
よく考えると、私たちの日常でも似たようなことが起きています。
「あなたならできるよ」と言われると本当に力が出る
「きっと失敗する」と見られると自信がしぼむ
思い込みは“呪い”にも“魔法”にもなり得るのです。
今日ためしてみたいこと
今日の小さな実験として、身近な誰かにポジティブな期待を込めた声をかけてみませんか?
子どもに「きっとできるよ」
同僚に「あなたのアイデアが役立ちそう」
自分自身に「今日はきっといい一日になる」
その一言が相手の行動を変え、巡り巡って自分の気持ちも変わるかもしれません。
今日の気づき
「思い込み」はただの錯覚ではない。
声や態度ににじみ出て、相手を本当に変えてしまう力を持っている。
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