研究レポート77・信号と社会秩序──交差点で浮かんだ研究ごっこ

77歳になって、あらためて「研究ごっこ」を始めてみました。
タイトルは勝手に《研究レポート77》。
人の心や動物の行動、進化、そして「命ってなんだろう」という感覚を、自分なりに見つめ直すノートです。

車が止まる理由はいくつもある

道を歩いていて、交差点で立ち止まったときのこと。

突然、目の前で車がキーッと音を立てて止まりました。
思わずハッとしながら、「なぜ止まったのだろう?」と考えてしまいました。

普段なら気にも留めない一瞬の出来事ですが、よく考えると答えはいくつもあったのです。

・タイヤと路面の摩擦があるから

・車のブレーキシステムが作動したから

・ドライバーがブレーキを踏んだから

・赤信号になったから

・法律があるから

・人間の集団生活の中で秩序が必要だから

どれも間違いではなく、ただ「意味のレベル」が違うだけなのですね。

自分にも考えられる領域

私は「摩擦」や「ブレーキシステム」の仕組みを詳しく説明することはできません。
でも「赤信号だから止まった」「社会のルールがあるから」といった視点なら、自分にも考えられる。

そのとき、心の中で小さなひらめきがありました。

私がこれから記録していく「研究レポート77」で扱えるのは、きっとこうした“人間の心や社会の仕組み”に関する部分なのだと。

感情や規範、そして「なぜ人はそう学び、そう行動するのか」という問い。

そこにこそ、自分の関心と手の届く領域があるのだと感じたのです。

素人でもできる研究

私は専門家ではありません。
「アドレナリン」や「オキシトシン」といった物質の生成やメカニズムは理解できません。

けれど「愛情」や「喜び」「怒り」といった感情が、なぜ人間社会で大切にされるのか。
「ルールを守ると安心する」のはなぜなのか。
そうした問いなら、素人なりに考えてみることができるのではないでしょうか。

あなたなら、「車が止まった理由」をどの段階で答えますか?
そして「自分に考えられる領域」はどこにあると感じますか?

今日の気づき

研究レポート77でも、専門的な仕組みではなく、人の感情や社会の仕組みといった“素人にも考えられる領域”を見つめることができる。