研究レポート77・交差点で考えた「止まる理由」

2025年9月2日

77歳になって、あらためて「研究ごっこ」を始めてみました。
タイトルは勝手に《研究レポート77》。
人の心や動物の行動、進化、そして「命ってなんだろう」という感覚を、自分なりに見つめ直すノートです。

車が止まる理由はいくつもある

ある日、交差点で立ち止まったときのこと。
目の前の車がキーッと音を立てて止まりました。思わずハッとして、「なぜ止まったのだろう?」と考え込んでしまいました。

よく考えると答えは一つではありません。

・タイヤと路面の摩擦があるから

・ブレーキが作動したから

・ドライバーが踏んだから

・赤信号だから

・法律があるから

・秩序が必要だから

どれも正しくて、ただ「説明するレベル」が違うだけなのです。

自分に届く領域

私はブレーキの仕組みや摩擦の数式を説明することはできません。
でも「赤信号だから止まった」「社会のルールがあるから」といった答えなら、自分にも考えられる。

そのときふと気づきました。

私がこの「研究レポート77」で扱えるのは、きっとこうした 人間の心や社会の仕組み に関わる部分なのだと。

感情や規範、そして「なぜ人はそう学び、そう行動するのか」。
そこにこそ、私の関心と届く領域があるのだと感じました。

私の研究ごっこはこういうこと

このとき思いました。
「同じ出来事をいろんな角度から説明できる。それを考えることこそ、私の研究ごっこなのではないか」と。

私は専門家ではありません。
でも、動物の行動や人間の心理、日常の出来事の中に「別の説明の仕方」「思いもよらないつながり」を探すのはとても楽しい。
このブログは、そんな小さな探検をみなさんと一緒に楽しむためのノートです。

今日ためしてみたいこと

同じ出来事でも「どのレベルで説明するか」で見え方は変わります。
今日の小さな実験として、身近な出来事を別の視点で説明してみませんか?

なぜご飯を食べる? → 栄養だから/家族と一緒だから

なぜ信号を守る? → 法律があるから/みんなが安心するから

説明を変えるだけで、物事の奥にある仕組みや、自分の関心の偏りが見えてくるはずです。

今日の気づき

車が止まる理由はいくつもある。
同じ出来事を別の視点で眺めること――それが、私の「研究ごっこ」の出発点だ。