研究レポート77・意地悪アコーディオンとイワシの群れ

イワシの「学校」で学ぶこと
子どものイワシは、生まれてしばらくのあいだ「子ども同士だけの群れ」をつくります。
そこで2〜3か月を過ごしたのち、大人の群れに合流し、何百、何千という単位で一糸乱れず泳ぐ。
光を反射しながら群 ...
研究レポート77・ヌーたちの決断に学ぶ

群れの出発は「たった一頭」から
アフリカの大平原――セレンゲティやマサイマラ。
そこでは何十万頭ものヌーが群れをなし、大地を渡っていきます。
不思議なのは、その壮大な移動のきっかけです。
最初に動き出すのは、 ...
研究レポート77・イワシの学校は海の中にあった

海の中にあった「子どもだけの学校」
イワシは、私たちにとって昔から身近な魚です。
何千、何万という仲間と群れをなし、ひとつの生き物のように海を渡っていきます。
不思議なのは、その見事に乱れのない動き。
実 ...
研究レポート77・年功序列と群れの心

日本の職場にあった「年功序列」
最近のニュースで、新入社員のあいだに「年功序列が望ましい」という声が増えていると耳にしました。
かつての日本企業は、新人教育に1年以上かけることもありました。
その前提には「社員は一生 ...
研究レポート77・配置が命をつくる?

部品が集まるだけでは命にならない
テレビで紹介されていた細胞の話を聞いて、私は「なるほど」と思いました。
細胞の中には“細胞内キャラクター”と呼ばれる要素があります。
それぞれは命ではないパーツですが、ある特定の配置 ...
研究レポート77・交差点で考えた「止まる理由」

車が止まる理由はいくつもある
ある日、交差点で立ち止まったときのこと。
目の前の車がキーッと音を立てて止まりました。思わずハッとして、「なぜ止まったのだろう?」と考え込んでしまいました。
よく考えると答えは一つではあ ...