春樹くんはアロマ・アセク?ファイトソングに恋せぬふたり
今テレビでは「ファイトソング」っていうドラマが放送されています。
このドラマの主役の一人芦田春樹くん、ミュージシャンなんですがちょっと恋に疎い感じなんですね。
ちょうど別のテレビでは「恋せぬふたり」っていう、「アロマンティック=恋しない人」を話題にしたドラマが放送されてたんです。
そこでこのドラマの主人公の春樹くんは、もしかしたらアロマンティック=恋しない人なんじゃないか、っていうことを考えてみました。
あくまで第5話まででの話なんですが、春樹くんを見てるともしかしたらアロマンティックなんじゃないかと思える点がかなり見つかってしまいました。
ちなみに、
アロマンティック・アセクシャル
っていう言葉があって、これは
「アロマンティック」:他者に恋愛感情を抱かない人
「アセクシュアル」 :他者に性的感情を抱かない人
なんだそうです。
人にはホモセクシュアルとかアセクシャルとかいろいろなタイプがあって、実際に何%ぐらいの人がそうなのかっていうのは厳密に調査した結果はないみたいですが、アロマンティック・アセクシャルの人は約0.8%ぐらいっていう話もネットでちらっと見えました。
で、ドラマの主役の一人、芦田春樹くんの場合はどうなのか?と追ってみたんですが、否定はできないかもっていう点がずいぶん出てきちゃいましたよ。
その理由としては
女性関係に疎い
っていう点がありますね。
春樹くん自身の言葉によると、
いま まともに話せる女の人は
弓子さんぐらいしか いないよ
っていうことのようで、この弓子さんっていうのは路上ライブをしていたころの春樹くんをスカウトしてくれたマネージャーの女性なので、仕事上でいつも話をするんですね。
でも、最初に「スタートライン」がヒットしてた頃は女の子たちにそうとう持てたはずじゃないの?っていう質問には、
チヤホヤされてたいた
だけだったそうです。
もてはやされてはいたんだけど、特に誰かと恋していたってことじゃなかったようですね。
もっとも、マネージャーの弓子さんに
変な女の子につかまったら
ミュージシャンとしての生命は終わる
なんて脅されていたせいかもしれませんが。
でも春樹くんは最初のヒット曲「スタートライン」の後はさっぱりヒット曲を生み出せず、マネージャーの弓子さんに
恋でもしてみなさい!
なんてあおられちゃうんですが、だからと言って「ハテ?誰と恋をすれば?」と困っちゃうだけでした。
そんな時に現れたのがもう一人の主役の花枝ちゃんです。
あと2か月でクビって宣告されちゃった春樹くんと同様、あと2か月でもう耳が聞こえなくなるかもしれないって宣告された花枝ちゃんが
じゃあ 2ケ月間
ふたりでお付き合いをしましょう
っていう展開になったんですね。
花枝ちゃんとしては、最後の2か月のうちに一生の想い出になるような音を聞いておきたいっていう都合と、春樹くんのあと2か月で何とかしなければっていう都合とがマッチングした結果ですね。
っていうことでふたりが付き合うことになったとはいえ、春樹くんに恋心が湧いたとはまだまだ言えません。
こんな場合によくありそうな話として、
会話がぎこちない
何をしたらいいのか分からない
まさにこんな状態でふたりのお付き合いが始まったんです。
春樹くん、花枝ちゃんとの2度目のデートの時に、「こんな時はキスをするもんなんだろうか?」なんて考えて、花枝ちゃんにキスをしようとしたのですが、空手選手の花枝ちゃんに返り討ちにあって倒れちゃってました。
また、春樹くんは花枝ちゃんとの最初のデートの時も、ししおどしのあるような高級料理店に連れて行くことになったんですが、その理由が
女性を連れて来れるような店
ここしか知らない
っていうことで、いかにも女性を知らないっていう感じですね。この店っていうのも、実はマネージャーの弓子さんに連れて来てもらった店でした。
さて、ふたりがお付き合いをすることになったからといって、春樹くんに恋心が芽生えたわけではないのは、話の流れから言っても当然なんですが、春樹くんの口からも
バカみたいだと
思うかもしれないけど
他に
どうしたらいいか分からないし
こんなチャンス もうないんだ
っていうことで、必死にお付き合いに取り組もうとしたんですね。
そんな春樹くんの心が大きく動くことになったのは、きっかけは花枝ちゃんが大学の同僚と空手の練習試合をするのを見たときのことでした。
花枝ちゃんが負けはしたんですが、一生懸命戦った後のすがすがしい表情と同僚が優しく差し出す手を見てるうちに閃いてくるものがあったようです。
大急ぎで事務所に飛んで帰っていろいろ考え始めました。
その時春樹くんは、事務所に作ったガラスのボードにいろんなことを書いていました。
取り組み
楽しい
強さ
立ち上がる
ふみ出す足元
うれしい
終わらない
(花江ちゃんの表情の記憶)
嬉し泣き
悔し泣き
驚き
真剣(空手の試合)
気づき
行動力
いつのまにか考えている
花枝ちゃんのことを思い出しながら、たくさんたくさん書いているうち、ついに春樹くんの心が動き始めてきたんですね。
(ちなみに私は「いつのまにか考えている」がいちばん好きです)
春樹くんの事務所の社長からの通告で契約終了がすることになったことで、いったんはふたりの恋の取り組みも終わりました。
これで花枝ちゃんとの恋愛ごっこも終了したはずでした。
ですが、心が動き始めた春樹くんは我慢ができなくなって、社長にじきじきにお願いして、もういちど曲作りに取り組めることになったのでした。
そうすると、春樹くんはまたまた
花枝ちゃんに会いたい
っていう思いが強くなってきて、花枝ちゃんがキャンプをしている所に、花枝ちゃんとの恋への取り組みを続けることをお願いに行ったところで第5話が終了です。
はて、ここで
春樹くんには花枝ちゃんに対する
恋心が芽生えたんでしょうか?
っていうのがこのブログの最終疑問です。
いや、もちろん春樹くんが花枝ちゃんを利用するだけのいやなやつだ、なんていう気は全くありませんから、誤解なく。
アロマンティックは恋心が生まれにくいということであって、愛情がないっていう意味とは違うと思ってます。
たとえば親が子を思う気持ちや兄弟同士の愛情などは、愛があるからといって、恋心があるっていうことは普通はありませんよね。
これと同じ意味で、
春樹くんには花枝ちゃんに対しての
恋心はあったのだろうか?
ということですが、ここまででは私には分かりませんでした。
春樹くん本人によれば
会いたくて
とにかく会いたくて
恋してるのかもしれない
っていうことだったんですが…
恋の経験がないので、春樹くん本人にも恋なのかどうかが分からないっていうところなんでしょうか。
それとも、曲作りにどうしても必要な人だからだったんでしょうか。
花枝ちゃんのところに大急ぎで駆けつけたきっかけは、マネージャーの弓子さんから「曲作りを継続できる」という話を聞いた時のことだったし。
でも、慎吾くんという強力なライバルの登場で、春樹くんと花枝ちゃんとの恋心が逆に燃え上がっちゃうなんて言う展開もあるのかもしれないですね。
大きな障害のせいで逆に燃え上がったロミオとジュリエットみたいに。
はたしてどうなんでしょう? 楽しみ…
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