研究レポート77・被験者はヒトかネズミか

実験の裏側を想像する
心理学の教科書を読むと、よく「ネズミを使った実験」や「学生を対象とした実験」が紹介されています。
結果のグラフや数字はきれいにまとまっているけれど、その裏側には必ず“被験者”がいます。
白衣の研 ...
研究レポート77・赤ちゃんが顔に惹かれるわけ

生まれたばかりの視線
赤ちゃんは生まれてすぐのころ、ほとんど目が見えていません。
それでも、ごく近くにいるお母さんの顔や、大きなパーツ――目や口の動きを捉えることはできます。
繰り返しその「顔らしきもの」を見るうちに ...
研究レポート77・意地悪アコーディオンとイワシの群れ

イワシの「学校」で学ぶこと
子どものイワシは、生まれてしばらくのあいだ「子ども同士だけの群れ」をつくります。
そこで2〜3か月を過ごしたのち、大人の群れに合流し、何百、何千という単位で一糸乱れず泳ぐ。
光を反射しながら群 ...
研究レポート77・先生の思い込みが生徒を変える?

思い込みが成績を変える?
ある心理学の実験に「ピグマリオン効果」と呼ばれるものがあります。
教師に対して「この生徒は将来伸びますよ」と伝えると、その生徒の成績が実際に上がってしまう、という不思議な現象です。
驚く ...
研究レポート77・交差点で考えた「止まる理由」

車が止まる理由はいくつもある
ある日、交差点で立ち止まったときのこと。
目の前の車がキーッと音を立てて止まりました。思わずハッとして、「なぜ止まったのだろう?」と考え込んでしまいました。
よく考えると答えは一つではあ ...