研究レポート77・最近感じる「進化」のスピード
77歳になって、あらためて「研究ごっこ」を始めてみました。
タイトルは勝手に《研究レポート77》。
人の心や動物の行動、進化、そして「命ってなんだろう」という感覚を、自分なりに見つめ直すノートです。
遺伝しないのに受け継がれるもの?
学校で習ったときには、進化は「遺伝子の変化でゆっくり進む」と教わりました。
「生まれてから覚えたことは遺伝しない」とも。なるほど、そうなんだなと思っていました。

でも最近、ふと疑問がわきました。
言葉ってどうでしょう? 遺伝子には刻まれていないのに、確かに代々伝わっていますよね。
赤ちゃんは日本語を知って生まれるわけではないのに、環境次第で日本語も英語も覚えていく。
この「遺伝しないのに受け継がれる仕組み」、なんだか不思議だと思いませんか?
イルカが見せてくれた驚き
その感覚を強くしたのが、フロリダ湾のバンドウイルカの「泥の輪漁」でした。
母イルカが尾びれで泥を巻き上げて輪をつくり、その中で魚を追い出して捕まえる。
それを娘イルカが横でじっと観察し、真似しながら何度も失敗し、やがて自分の技にしていく――。

しかもこの技は世界中のイルカがやるわけではなく、フロリダ湾の群れにしか見られない。
その限定性を知ったとき、背筋がぞくっとしました。
「これはもう進化の入口なのでは?」と思わず声が出たのです。
今日ためしてみたいこと
進化は「ふと始めた行動」からも生まれるのかもしれません。
今日の小さな実験として、あえて新しい行動を一つ始めてみませんか?
いつもと違う道を散歩してみる
普段あまり読まないジャンルの本を開いてみる
家族や友人に、ちょっと新しい声かけをしてみる
その小さな一歩が、あなたや周囲にどんな変化をもたらすのか。
未来の「進化の入口」になるかもしれません。
今日の気づき
進化は遺伝子だけでなく、行動の継承からも生まれる。
そしてその始まりは「今日、ふと始めた一歩」かもしれない。
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