研究レポート77・私がここにいる奇跡の証

77歳になって、あらためて「研究ごっこ」を始めてみました。
タイトルは勝手に《研究レポート77》。
人の心や動物の行動、進化、そして「命ってなんだろう」という感覚を、自分なりに見つめ直すノートです。

進化は「試行錯誤」の積み重ね

「進化」という言葉には、どうしても「より良い方向に進む」というイメージがあります。
けれど実際には、進化はゴールを目指したものではなく、自然の中で繰り返された無数の試行錯誤の結果にすぎません。

生き物はたくさんの子どもを残しますが、そのすべてが生き延びるわけではありません。
たまたま環境に合ったものだけが次の世代につながる――その積み重ねが進化なのです。

「偶然」の連続が命をつないだ

私たち人間も、蟻も、恐竜も、すべては偶然の積み重ねの結果として存在しています。
もし環境がほんの少し違っていたら、私はここにいなかったかもしれない。

そう考えると、進化の厳しさそのものが「私がここにいる奇跡の証」に思えてきます。
この感覚は単なる知識ではなく、生きていることへの驚きと感謝を呼び起こしてくれるものでした。

今日ためしてみたいこと

今日の小さな実験として、身近な「偶然」に目を向けてみませんか?

偶然出会った人との会話

たまたま手に取った本や記事

散歩の途中で見つけた小さな風景

それが「自分がここにいること」につながる試行錯誤の一部だと想像すると、日常が少し特別に見えてくるかもしれません。

今日の気づき

進化は試行錯誤と偶然の積み重ね。
その厳しさの果てに「私がここにいる」という奇跡がある。