「腰抜けが弱肉強食の世界を生き抜いたわけ」

2022年2月7日

人って極度の恐怖にさらされると、すくんで動けなくなっちゃうことがありますよね。

いうなれば、

  「腰が抜けた!」

っていう状態のことです。

今回はどうして腰が抜けちゃうのか? っていう話をさせてください。

実はこの、「腰が抜ける」っていう話は人間だけじゃなくって、動物の本能なんだそうです。

そして「本能」だっていうなら、長い進化の歴史の中で「腰が抜ける」っていうことが

  子孫を残すことに
   役立った

という意味ですよね。

だって、もし腰が抜けることで死に絶えることがあったら、

そんな動物の子孫は、いまこの世界にいませんからね。

ということで、

「腰を抜かす」っていうことが、どんな風に生存競争に役立ったんだろう?

っていうことを想像してみたいと思います。

「地震だぁ!、早く逃げなきゃ」なんて思っても、怖すぎて体がいうことを聞いてくれない、なんていう話って聞きますよね。

でも、これって人間だけじゃなくて、動物の「本能」なんだそうです。

他の記事にも、

  「動物は、極度の恐怖にさらされると
   完全に活動を停止する強い本能を持っているようです」

とありました。

ということは、今の人間の社会の中で「腰が抜ける」っていうことがどうして役立ってるのか?と考えるよりは、

人間がこの世に登場するずっとずっと前の、

  哺乳類が誕生して間もないころに
   出来上がった本能だ

と考える方がいいような気がするんです。

その頃の、遠い遠い昔に我々哺乳類の祖先たちが身に着けた本能が、

今の我々人間を含めた動物たちに受け継がれているって考えていいんじゃないか、って思うんです。

で、これが

  動物の本能

だとすれば、

  どうして腰が抜ける
   なんていう本能ができたの?

っていう話で、ここからが今回の話のポイントになってくるわけです。

これを言い換えると、

  どうして腰が抜けると

  子孫を多く残せたの?

っていう疑問になるんです。

どうして腰が抜けることで、生存競争を勝ち抜けたんですか?

っていう意味でもありますよね。

普通に考えたら、恐怖を感じたからっていちいちすくんで動けなくなってたら、

そういう動物はあっさり獲物になっちゃって他の動物に食べられてしまい、

もうとっくに絶滅しちゃいそうなんですが…

じゃぁ、どうして絶滅しなかったんでしょう?

ここで、
どんなふうに進化してきたのかっていうことに関してなら、発掘調査なんかで科学的に調べることができても、

生命40億年の歴史で、どうしてこんなふうに進化したのか、っていう話になると

  もう、
   推測するしかない!

んじゃないかと思います。

なので、

  推測してみました

だから、このブログを読んでるあなたも、

  考えてみませんか?

  どうして腰が抜けると
   子孫繁栄につながったの?

少なくとも絶滅にはつながらなかったっていう話ですよね。

そしてきっと、このことは

まだ、我々人間の祖先が、小さな小さな哺乳類だったころのことを抜きにしては分からないことなんだろうと思うんです。

なので、

  一緒に考えましょうよ

  楽しいですよ、きっと

場面は、小さな小さな我々の祖先が、獲物を捕るよりも、

大きな恐竜の獲物になっちゃって食べられてしまうことの方が多かったころのお話です。

みんなで一緒になって生きていた時のことですね。

みんなでおいしそうに何かを食べている我々の祖先たち、

ところが、その祖先たちの集団を、

  しめしめ、
   うまそうな獲物がいる!

なんて、遠くからじっと狙っている恐竜がいます。

なのに祖先たち、まだ誰もその恐竜に気づいていません。

しばらくすると、恐竜が突然

  よ~し
   射程距離内に入ったぞ

  いまだ!

とばかりに、

  襲ってきましたぁ!

さあ大変! 祖先たちは、われ先にと逃げます、よね。

誰だって、あっさりと捕まって、食べられたくないですからね。

さあ、逃げ遅れたら大変、食べられちゃいます。なので、みんな必死です。

いやぁ、こんな時犠牲になっちゃったのは、いったい誰だったんでしょうね。

きっと年老いて、逃げ足が遅くなっちゃった祖先から先に犠牲になったんじゃないかな。

ところで、ここで忘れてならないのは

  襲う立場の恐竜

が何をどう思っていたのか? っていうことなんですよね。

きっと、若くて元気な恐竜は獲物をしっかり捕まえられたとしても、

年老いて追いかけるスピードが遅くなった恐竜は、悲しくも狩りに失敗し

獲物を捕まえることができなくて、命を終えてしまう、

こんな結末が待ってたような気がします。

狩りの成功率っていうことを考えると、これ、結構厳しいものがあったかもしれませんよ。

たとえば、北極に住むホッキョクグマはアザラシを標的にして狩りをするらしいんですが、その

  狩りの成功率は2%

なんていう記事がありましたよ。

なんと、驚くべき失敗率ですね。

つまり、狩りをする方だって命を懸けて狩りをしているわけで、決して遊びじゃないっていうことですね。

私達の祖先を襲った恐竜も、

きっと、たくさんいる獲物の中から、1匹に目標を絞って襲い掛かったんでしょう。

何となく集団の中に突進してしまったら、みんなに逃げられちゃいます。逃げる方だって命がけなんですから。

で、そうなると、襲う恐竜の側にはある大きな問題が発生します。

それは…

  いったい、どいつを
   目標にすればいいんだぁ?

もちろん、じっくり考えている時間なんてないですよ。

みんな一目散に逃げる中ですから、一瞬の間に狙う相手を決めないと間に合いません。

  あなたなら、どうする?

なんていう歌が昔ありましたが、

それはどうでもよくて、さぁ!

  どいつを目標にするんだぁ!

となったら、

やっぱり、誰でも考えそうなことは、

  いちばん逃げ足の遅いやつを
   目標にする

しかないですね。

可哀そうでも、これが弱肉強食の世界のおきてです。

狩りに失敗しちゃったら、こんどは自分の命が危なくなるわけですしね。

さぁ、ここからがいよいよ「腰抜け」の出番なんですが・・・

さて、ここで、逃げる我々の祖先の中に、

  わぁ、恐竜が襲ってきたぁ

  もう逃げられないようー

なんて言って、

あわれ、腰を抜かして動けなくなっちゃった祖先がいたら、どうなっちゃたんでしょうね。

もう、恐竜の餌になるしかなかったんでしょうかね、きっと。

でもちょっと待った。もういちど襲う方の恐竜の立場で考えてみましょうよ。

襲う方にとっては、

  一瞬の迷いが
   狩りを失敗させる!

っていう状況にあるわけですよね。

腰を抜かした獲物を見つけて、しめしめなんて近づいてよく見たら、

  ただの石ころだった!

なんていうアホなやつがいたら、きっと生きてはいけなかったんじゃないでしょうかね。

そういえばまた脱線するけど、

  待ちぼうけ

っていう歌の中に出てくる人が

  「ウサギぶつかれ
   木の根っこ」

なんて言って、獲物のウサギが勝手に木の根っこにぶつかって、倒れてくれるのを待ってる

みたいな話がありましたが、これと同じですね。

た~だ幸運を待ってても、そうは問屋が卸さしてはくれませんよ。

ここはやっぱり、確実に獲物と言えるやつを追いかける必要があったでしょう。

そして、あなたにも経験があると思いますが、

  動くと目立つ!

っていう事実です。あなたも感じたこと、ありませんか?

つまり、逆に言って、

  動かないことで、

  目立たなくすることができる

っていうことです。

つまり、腰を抜かすということが、恐竜の獲物になることから逃げるのに役立ってしまった、

っていうことが考えられますよね。

私はこのあたりが

  人が腰を抜かす

という本能(本能的な習性)の原因じゃないかと思うんです。

あ、でも動物が腰を抜かす理由としては、

  動かないものは腐っている可能性がある

っていうのもあるらしいんです。

たしかに腐っているものを食べて病気にでもなっちゃたら、野生の世界では死を意味することにもなりますしね。

生きてるのか死んでるのか瞬間に見分けるのも、結構難しいことだったでしょうしね。

進化という観点から考えれば、腰を抜かすっていうことが人類の祖先の歴史の中で、

  絶滅のための致命傷にはならなかった

あるいは

  むしろ生存のために役立った

ということがあったんじゃないでしょうか。

腰を抜かした祖先がみんな恐竜の餌になっちゃってたら、腰を抜かす人類などとっくに絶滅してて、この世には存在してないはずですからね。

という、「腰抜けが弱肉強食の世界を生き抜いた謎」でした。

大変失礼しました。

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Posted by polkasmile